今日も初めてのことに挑戦します。今回は「刺し子」です。
以前から「刺し子」に疑問を抱いていました。
【何故、沢山の糸で縫うのか?】と。
私は普段から「手拭い」と呼ばれる綿に絵や柄がプリントされているものを使っています。
保有している手拭いの一部がこちら。
沢山の柄や絵があるので見かけると欲しくなる! 日本土産としてもお勧めします。 |
最初は洗った皿や箸を拭くことに使います。テーブルを拭く為だけに使っているものもあります。使って洗ってを繰り返し、最後は掃除用となります。家事だけではなくハンカチ代わりに使っている手拭いもあります。
「手拭い」は丈夫です。洗って直ぐに乾くのも気に入っています。このままでも充分使えます。
【それなのに何故?。わざわざ沢山の縫い物をする必要があるの?】
大きな疑問でした。だから私は「刺し子」について調べ次のようにまとめました。
刺し子は日本に古くからある伝統手芸です。今、私達が親しんでいる刺し子は500年位前に東北地方に伝わる刺し子が全国に広がったものです。(始まりはもっと古いらしい)
綿が大変貴重だった時代。農民や身分が低いとされた人々は木綿を使った着物を着ることを禁止されていました。
農民達は麻を代用します。麻は目が荒く通気性が良いので夏は気持ち良く着ることができます。でも冬には向きません。そこで麻の荒い目を麻の糸で一針一針埋めていくことで、暖かくなるように工夫をしました。
つまり「刺し子」とは。身分制度があった昔の日本で、身分が低いとされた農民やその他大勢の人々の知恵から生まれたものだということが分かりました。私はこれを知って先人達の思いを想像し感激しました。何と気の遠くなるような作業だったことか。現代で言えばリサイクルです。でも当初は生きることに必死だった人々が作り出した知恵と工夫の結晶とも言えます。
少し脱線しますが、日本に限らず世界中にその国に伝わる伝統手芸があると思います。その物が生まれたことには何らかの理由があり、それを学ぶことは非常に意義があり、現代の私達の心を豊かにしてくれると思います。私は「刺し子」について学べて良かったです。
さて。学んで終わりにはしませんよ!ここから始まりです。初心者なのでキットを購入しました。それがこちらです。
OLYMPUSから購入した「一目差しの花ふきん・十字花刺し」です。 |
布は麻ではなく木綿。刺し子糸と呼ばれる木綿糸と刺し子針と呼ばれる針を使用します。
私の「刺し子」の旅が始まります。良い旅が出来るように見守って下さい。
4 件のコメント:
Good for you, trying new things! I enjoy sashiko and find it to be very relaxing.
Hello Toki: It is wonderful you are trying new crafts, sewing is so relaxing, they are lovely.
I hope to see more of your work.
Catherine💚
I am sure you will have a good journey into Sashiko Land.
In India women in the past layered worn fabric and stitched them together with a Running Stitch similar to sashiko. However, their patterns were more detailed and the stitches smaller. This is called Kantha. So you are right, people in various countries have created beautiful craft out of necessity, to keep warm or use whatever they had.
You have a beautiful collection of tenugui.
Queenie
I've done Sashiko before - I find it very pretty and a lot of fun, but did not know about the origin. Thank you for sharing!
コメントを投稿